シーズーのブリーダーが繁殖時に注意すべき3つのポイント

日本で古くから愛玩犬として親しまれているシーズー犬は今もなお根強い人気のある犬種です。

最近ではカットスタイルも多様化しこれまでとはまた違った魅力で注目を集めています。シーズーという犬種は先天性疾患や皮膚疾患の発症率が高いという特性を持ち合わせているので繁殖においては注意すべき点があります。

シーズーに多い外耳炎の発症の注意

シーズーにように耳が垂れている犬種は大抵の場合外耳炎を発症します。

この症状は耳孔がふさがれ通気性が悪くなることで内部に雑菌が繁殖し汚れや悪臭といった症状をもたらします。

この症状の治療には点耳薬が効果的で合わせて数日おきの耳掃除やこまめなシャンプーが必要です。

繁殖に用いる親犬が発症していると子犬にも雑菌が感染することや耳ダニが寄生することがあるので注意が必要です。

適切な治療を施せば1,2週間が完治出来るので症状がみられる時はすぐに動物病院を受診する必要があります。

子犬の取引の時点で耳の汚れや悪臭、かゆみがみられる場合ペットショップやオークションでは査定が低くなったり、取引が見送りとなることが一般的です。

犬種特有の病気を考え日ごろから丁寧な管理が必要です。

先天性心臓疾患の管理の徹底

シーズーは犬種の特性として心臓疾患の多発が目立ちます。症状は様々で生後間もない時点で不整脈が見つかることもあれば数年経過してから先天性疾患が見つかる場合もあります。

大抵の場合は日常生活に支障がなく、過度な運動や出産といった負担にかかる行為を避けることで長生きをすることも出来ます。

子犬の引き渡しにあたっては犬種の特性として発症率が高い事を考慮し動物病院で現状の状態について診断を受けておくと安心です。

引き渡しの時点ですでにい病状を確認できる場合は購入希望者に告知をすることが義務付けられています。

告知をせずに販売をしてしまうと後日返品等トラブルの原因になることがあるので注意すべきです。

また生後数年経過してから症状が見つかった場合は今後の繁殖には用いずに先天疾患の遺伝を予防しなければなりません。

繁殖には適さないという事を前提に里親など新たな環境を探すという選択肢も検討する必要があります。

高齢犬に多い皮膚トラブルのケア

シーズーは中高齢期を迎えると皮膚疾患が目だつようになります。アレルギーはもちろん脂漏症、フケ、脱毛など症状は様々です。中にはホルモンバランスが関係する症状もあり薬剤による完治が難しい場合がほとんどです。

皮膚に関する症状は不衛生な環境下で悪化し蔓延することもあるので、特に徹底した清掃や管理、トリミングが必要です。

高齢になったシーズーのケアは被毛を短く切りそろえ患部がしっかりと確認できる状態に保つ事がおすすめです。

患部の状態を把握し進行を把握することで薬剤の変更や食事療法など都度見直しつつ適切な処置を講じることが出来ます。

シーズーにこのような先天性疾患や犬種の特性があることはあまり知られておらず、中には外見のイメージから健康、丈夫と思い込んでしまっている方もいます。

シーズーを販売する際は将来的にこのような症状がみられる事があるという事をきちんと説明し理解を得る必要があります。