ブリーダーが済ませるべき出産準備

犬舎、猫舎で出産が間近になった時、スムーズに出産を進められるようにブリーダーが済ませておくべき準備があります。出産は時間の予測が出来ず深夜、早朝に始まることもあります。ブリーダーが立ち会えないことも珍しくありませんので安全かつスムーズに進むようしっかりと準備を進めておきましょう。

出産に向けた準備

一般的に犬猫の出産は犬舎、猫舎、自宅で行います。帝王切開、逆子、多胎児などの異常な妊娠にない場合は自宅でもスムーズに出産を進める事が出来ます。自宅で出産を進める事が出来るかの判断は、妊娠後期に動物病院で検査を受け判断をしましょう。もし検査の時点で異常が見つかった場合は、無理をさせずに入院をさせる手配をします。

自宅で出産をさせる場合には下記の用品を事前に準備します。

①産箱

②タオル

③毛布

④お湯

⑤ハサミ

⑥糸

⑦新聞誌

⑧トイレシーツ

産箱は、出産時だけでなく、陣痛開始から産後の授乳期まで使用します。母犬猫と子犬、子猫がゆっくりと過ごせる十分なスペースを確保しましょう。

箱のサイズの目安は、母犬猫が立ち上がった状態であれば産箱の外を見渡せる程です。産箱には親犬猫は自由に出入り出来る様に出入り口を設けておきます。猫の場合は屋根付きの暗い箱でも十分です。

出産直後は非常にナーバスで、たとえ家族であっても寄せ付けない時期があります。この時期、やや暗く、狭い場所で過ごすことで次第に警戒心が溶けるので、無理に視界を確保せずあえて視界を遮るよう工夫をしてあげるとよいでしょう。

産箱の中には新聞誌、トイレシーツ、タオルなどを敷き詰め、つねに衛生的に保てるように工夫をします。

産後数週間は産箱内だけで過ごすことが多く親子とも産箱内で排泄を済ませます。産箱内に使用する消耗品は全て使い捨てと考えておきます。

出産時間が長引く場合や初産の場合など母犬猫がスムーズに臍の尾の処理が出来ないこともあります。そのような時は母犬猫を刺激しないように注意しながら子犬、子猫を取り上げ臍の緒の処理をしてあげます。

呼吸がスムーズに出来ていない時は、暖かいお湯でタオルを湿らせ体をマッサージしてあげると改善します。

出産後に向けた準備

犬猫は出産後一カ月ほど常に子犬、子猫の傍に親犬猫が付き添い生活をします。この間、トイレの為に散歩に出かける事も食事をする事も気が気でない状態です。出産後はそれまでの生活リズムと大きく異なることもありますが無理強いをしないよう母体のことを最優先に考えてあげましょう。産箱内でトイレを済ませてしまうことも多々ありますが、叱らずに清掃をしてあげましょう。産箱内の衛生管理が不徹底な場合、子犬、子猫が伝染病に感染してしまうリスクが高まります。常に清潔を心掛けます。ただし母犬猫の体が汚れてしまってもシャンプーの為に連れ出してしまうと親子ともに不安定な心理状態になりますので、シャンプーはブラシやウエットティッシュなどを活用し出来る限り先送りにしてあげましょう。

産後のケアの為に用意しておくべき用品は下記です。

①高栄養な食事

②大サイズのトイレシーツ

③タオル、毛布などの保温用品

④粉ミルク

⑤哺乳瓶

授乳期間中は、母犬猫は日ごろの数倍の栄養、カロリーが必要になります。特別な食事を用意してあげましょう。