ブリーダーが生後で何カ月以降と引き渡し日を決める3つの理由

ブリーダーとの仲介サイトを閲覧すると各ブリーダーごとに子犬子猫の引き渡し可能日が記載されています。

中には生後90日以降と記載されていることもあれば、45日以降で可能とされている場合もあります。この期日には健康管理と発育の面から様々な意見があるのでその理由を理解し、合意のいくブリーダーからの購入が安心です。

1つ目の理由は離乳完了の目安

子犬子猫は通常生後60日ごろまで母犬猫の母乳を飲み育ちます。ただ生後40日前後から徐々に離乳食が始まり、母犬猫の食べ物に興味を持つようになり、母乳以外の食べ物も口にするようになります。その後生後60日までの期間は母乳への甘え、離れがたい思いがあるためです。

その後生後60日を過ぎると徐々に母犬猫が子供を遠ざけるようになり自立を促し、完全な離乳を迎えます。子犬、子猫の発育の面では離乳は人間がスケジュールを管理し、強制的に行うのではなく母犬猫と子供との関係性の中で進められるべきだとされています。人間があえてお互いを遠ざけなくても自然と自立し、ドッグフードを食べることが出来るようになるまであえて手を貸す必要はないのです。

ブリーダーが子犬子猫の引き渡しを90日以降と定めるのは、自然の摂理にそった形で離乳が終わり、自立が完了する時期を過ぎてからという意味です。

ただ多くのペットショップでは一番かわいい盛りの時期である生後45日~50日前後で店頭に並べたいと要望を出します。この日程に合わせるためには生後40日ほどで離乳をさせなければならず、まだまだ精神的にも身体的にも未熟な状態で母乳を断つことになり様々な弊害が起こります。

ペットショップと見比べると、生後90日以降の引き渡しに抵抗を感じたり、かわいい盛りを過ぎてしまうと残念に感じることもあるでしょうが、その後の長い生涯の健康にかかわる重大な意味があることを理解しておく必要があります。

2つ目の理由は社会化の重要性

生後45~90日の間、子犬子猫は急速に発育し、自力で行動が出来るようになり運動量も増加します。母犬猫だけでなく兄弟や人間との関係性も理解できるようになります。この時期、兄弟や母犬とじゃれ合い遊ぶことで甘噛みの際の力加減、挨拶の仕方、お互いの距離感などを身に着けます。

しかし生後45日ほどで早期に親元から引き離してしまうとこのような関係性を学ぶ機会を完全に喪失してしまう事になります。その場合、力加減を知らずに飼い主に噛みつく、他犬に恐怖を覚え無駄吠えをする、挨拶の仕方を知らないのでドッグランなど不特定多数の犬が集まる場面に馴染めないなどの様々な問題が生じます。

近年、犬を同伴できる施設やサービスはますます増える傾向にあります。人間社会でスムーズに共存できる気質を身に着け成長させるためには生後90日までは親元に置くことが理想的です。

3つ目の理由は安定した健康状態

生後90日未満の子犬子猫はまだ自身の免疫力が不十分で母乳を通じて母犬猫から免疫を補充しつつ成長しています。早期に理由をしすぎてしまうと、市販のドッグフードからは免疫力の補給が出来ず風邪や伝染病を発症しやすい不安定な状態が続きます。

このような問題を解決するために、自身の免疫が十分に発達するまでは母犬猫の元で過ごさせることが理想的です。