ブリーダーが繁殖時に行うべきでない3つの行為

ブリーダーのおすすめ資格!

ペットブリーダーの世界は紙面によるマニュアルがなく様々な手法をこれまでの個人個人の経験と知識に基づき継承されています。この手法のおかげで新たな犬種が誕生したり、品質改改良が進んだという声もありますが、中には収益ばかりを追求しすぎてしまい誤った方向へ進んでしまうこともあります。

ブリーダー業に携わる場合、犬猫誕生に重い責任があることを十分に承知しておきましょう。

親犬猫に過度な負担のかかる出産スケジュール

通常犬や猫が出産を無理なくこなせる年齢は3,4歳までです。この期間の1、2回の出産を経験することが極自然な流れです。しかしブリーダー業においてはこの短い期間で一生分の飼育にかかる費用を捻出させなければならないと考えられてしまいがちです。その結果、5,6歳の高齢になっても出産をさせることや年に2回、3回といった過密なスケジュールで出産をさせるケースもあります。もちろんこのようなスケジュールでは母体は十分な回復が見込めず、生まれる子犬、子猫も必ずしも健康に育つとは言いかねる状況です。犬舎、猫舎の運営には多大な費用が掛かるものですが、犬猫の繁殖、販売以外の収益源を見つけ、無理な出産を強いることの無いよう努めましょう。

近親交配による固有の形態の輩出

ブリーダー業では長年に渡りあえて近親交配をさせるという手法がとられています。この手法を取るメリットは特定に形質がより色濃く出ることです。例えばより小柄な犬を輩出させたいと考えた場合、同じ血縁同士であれば小柄という形質がより明確に出やすくなります。色柄や顔立ちでも同じことが起こりえます。しかしこのようなメリットがある反面で近親交配を理由に先天性疾患を抱えることも多々あります。この方法はこのような両面があることをしっかりと理解しなければなりません。

繁殖不適格とされる犬猫による繁殖

実は犬猫の中には純血種として認められているにも関わらず、今後の交配、繁殖には不向きとするケースがあります。

具体的には下記です。

・先天性疾患をもっている場合(骨格の形成不全、内臓疾患、アレルギー、発育不良、視覚や聴覚の異常など)

・発育不良

・気質が臆病、攻撃的、粗暴

・毛色が認定色でない(ダックスフンドの白色など)

・持病がある

これらの問題を抱えている犬猫を繁殖に用いた場合、高い確率で遺伝をすることが考えられます。例えば先天的に膝蓋骨脱臼や股関節形成不全、不正咬合などがみられる場合、生まれた子犬、子猫にも同じ症状がみられるからです。中には手術で完治できるケースもありますが、手術には多大な費用が掛かるのですから、予防策がある以上予防することが望ましいのです。

また近年、子犬や子猫のペットショップによる買取金額が下落傾向にあることから、より希少性の高い犬猫の輩出に力を入れるよう取り組むブリーダーが増えています。例えば白い毛色を持つダックスや紫がかった毛色を持つチワワなどです。これらの毛色は遺伝学的には突然変異とみなされ、何等かの先天性疾患を持っていることが考えられます。十分な知識もなく繁殖に用いることで誕生した子犬、子猫に深刻な問題がみられることもあることをしっかりと認識しておきましょう。

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