ブリーダーが 対面販売で必ず伝えるべき3つの項目

インターネット仲介サイトを利用しブリーダーが購入希望者である一般顧客へ直接、子犬や子猫を販売する場合、必ず伝えるべき項目があります。ペットショップの場合、飼育説明書や契約書として冊子にされていますがブリーダーの場合、自身で工夫をして書式を用意したり、説明を行う必要があります。この手順を負担だと感じる声もありますが、法律で定められた義務ですから必ず丁寧に行いましょう。

ブリーダーが販売にあたり説明すべき3つの項目をあらかじめ把握し、自分なりの業務マニュアルを作成しておくとスムーズに接客を行う事が出来ます。

飼育の方法

犬猫を販売する場合、たとえ相手がペットの飼育経験者であっても必ず飼育方法について説明をしなければなりません。これは犬猫が今後健全に適切に生活を送るために必須となる項目です。

具体的には下記の項目を織り込みます。

・餌の与え方と分量

・散歩など運動の必要性

・病気予防のためのワクチン接種

・しつけの必要性とその手法

・自治体への届け出と狂犬病の摂取義務

また生後間もない子犬、子猫は現状では健康的であっても、生活環境の変化によってストレスを受け体調が急変することがあります。このようなリスクがあることも必ず説明をして、家庭での対処、動物病院受診の必要性についても説明を行いましょう。

先天性疾患の有無

子犬、子猫の中には先天的な疾患を抱えていることもあります。疾患には様々な種類があり日々の生活に支障がない場合もあれえば、日常の運動に制限がかかる場合や定期的な通院、手術が必要になる場合もあります。

いずれの場合も販売の時点でブリーダーが把握しているケースは全て告知をする必要があります。もちろん日々の生活だけでは発見できない病気も多々あります。血液検査や精密検査を経なければ発見できない病状に関しては告知の対象には含まれませんが飼い主から要望があった場合は応じることも必要です。このような場合、通常以上の検査を受ける場合の費用はいずれが負担するのかを明確に取り決めておくことも必要です。

大型犬の売買の場合は股関節形成不全について、小型犬の場合は膝蓋骨脱臼について非常に発症率が高くなっています。この病状は将来手術が必要になることもあるので、販売前に現状の症状に関する診断を受けておくとお互いが安心して取引を出来るでしょう。

価格の明細

ブリーダーが販売する子犬や子猫の価格はブリーダー自身が決定しています。販売価格は犬舎によって大きな差異があります。

販売手続きを進める上では提示金額の明細をしっかりと開示しましょう。例えばペットショップの場合、下記費用が生体価格に加算される事があります。

・摂取済み混合ワクチンの費用

・マイクロチップの装填費用

・ペット保険加入代金、保険料の一部

・飼育開始に必要な用品の代金

これらの明細は販売後の返品や問い合わせの際に重要な意味を持ちます。必ず書面で明細を提示しましょう。摂取済ワクチンの費用を購入者負担とする場合は必ずワクチン接種証明書も生体と合わせて譲渡しましょう。再発行の出来ない重要な証明書ですから取り扱いには十分注意しましょう。ペット保険の加入を推奨する場合、マイクロチップを装填する場合も同様です。