ブリーダーだからこそ実感できる仕事のやりがい

ブリーダーという仕事は生き物を扱い世話をする仕事なので、定休日や休息日は基本的にありません。年間を通じて毎日世話をし時には疲労感を感じることもあります。

しかしこの仕事ならではのやりがいを感じることも多々あり魅力的な職業とも言えます。ブリーダーならではのやりがいをご紹介させていただきます。

ニーズにこたえた新犬種の輩出への成功

ブリーダーという職業は大変幅広い内容があり、必ずしもペットショップへの子犬子猫の供給だけが使命ではありません。

ブリーダーの中には様々なニーズにこたえる形で新犬種の輩出の取り組む方もいます。

その代表例がゴールデンドゥードゥルという犬種を手掛けるケースです。

この犬種はスタンダートプードルとゴールデンレトリバーを掛け合わせ輩出された犬種です。

アメリカや欧米を中心に一部のブリーダーが繁殖を手掛けたことがきっかけでその後日本でも話題になり徐々に飼数が増加傾向にあります。

この犬種は人気のゴールデンレトリバーの穏やかで人間が大好きという気質を受け継ぎ、プードル特有の被毛の抜けにくさを受けついでいます。つまりこれまでゴールデンレトリバーの最大の課題とされていた抜け毛の問題をプードルの性質を取り込むことで解消させた新犬種です。

またプードルの高い知能を引き継いでいるので介護犬やセラピードッグとしても着目されています。

このようにそれぞれの犬種の持つ特性を引き出し合う事で誕生した新犬種は新たな役割を担い人間社会に貢献してくれる存在になりえます。

減少傾向にある固有種の繁殖と存続

日本犬といえば柴犬を代表として秋田犬や紀州犬などが思い浮かびますが、実は日本にはまだまだ多くの固有種がいます。

日本は縦長な地形からそれぞれの地域の気温差が激しく、現地の生活に順応するために独自の進化を遂げた犬種が多々誕生しています。

しかしペットが一大ブームを引き起こしたもののメジャーになったのはごく一部の犬種で多くの犬種はその地域でのみ繁殖、継承されています。このような固有種の存在を絶やすことの無いように計画的な繁殖、飼育を手掛けるブリーダーも数が増えつつあります。

固有種は飼育頭数が少なく繁殖においては近親交配や先天性疾患の予防など様々な点で配慮が必要になり決して安易に取り組むことが出来ません。

その上誕生した子犬の販売先を確保することもスムーズに進まない事もあります。しかし誰かが取り組まなければ絶滅してしまうという危機感、責任感は大きなやりがいになり犬舎の存在意義にもなるので大きなやりがいを感じることが出来ます。

犬種本来の魅力を引き出し継承させることの魅力

ブリーダーのわずか1割とも言われるほどに少数ではあるものの、定期的にドッグショーに参加し、犬種猫種本来の血統の継承や外見的な美しさ、資質の追求に取り組んでいる方がいます。

ドッグショーはとても繊細で奥深い世界です。長年の経験と実績、犬猫への愛情が賞という形で評価される場面です。

このような取り組みには数年単位での計画が必要になります。

ブリーダーとして計画的な繁殖を行い、犬種猫種本来の姿を継承させること、追求することにこだわりを持つことは何よりのやりがいと言えます。

ブリーダーという仕事ならではのやりがいがあることを知っておくと自身の仕事の方針もおのずと明確になるでしょう。