ブリーダーの取り引き場所オークションとは

ブリーダー開業にあたって子犬、子猫の取引先を確保することは何より大切な課題です。取り引きの方法はいくつかありますが中でもオークションと呼ばれる形式は年間を通じて取引の場を持つ事が出来効率的な方法です。オークションに関する基礎知識とメリット、デメリットについて開業前に知っておく必要があります。

ペットのオークション取引とは

ペット業界のオークション取引とは、オークション会場に出品者であるブリーダーと買い取り希望者であるペット販売業者が一同に会し、オークション形式で犬猫を売買するシステムです。このシステムは野菜や魚のセリ市場と同様です。

ペットの場合、何より重要視される点は健康状態ですが、オークションという形式とまだ発育途中という事から個々の取引において厳密な健康状態に把握は出来ず、あくまでも簡易的な検査と外見で判断をし、取引価格が決められています。

ペットのオークションにブリーダーが参加するメリットは下記の通りです。

①年間を通じて取引の場が確保できている

②不特定多数のペット業者と一度に取引を出来るので効率的である

③流行や販売時期によって最高値で取引をする事が出来る

④ペット業者が取引先になるので、個人顧客との取引に比べやり取りがスムーズに進む

ブリーダー業を開業したものの、個人のペットショップや地元業者との取引だけでは次第に相手側も飽和状態になります。その為にはオークション開催業者の設けた会場で多数のペット業者と一同に集まることができるという仕組みは大変高率的です。

また子犬、子猫の取引はあくまでも時価で、テレビや雑誌の影響、販売時期(夏休み、年末年始、クリスマスなどの大型休暇、イベントなど)によって変動します。この価格の変動を個別の取引先とブリーダー自身が交渉することは何かと難しいものです。しかしオークションの場合、子犬、子猫を出品する時点でオークション運営企業に引き渡すことになり、価格交渉に介入する必要もありません。その為、スムーズに取引が進みます。

このようにオークションへの出品はメリットが大きいようにも感じますが、もちろんデメリットもあります。オークション出品におけるデメリットは以下の通りです。

①価格の変動が大きい

②外見だけで価格は決められてしまう

③取引、購入先を選ぶことができない

④ペットショップの中には、子犬子猫の安定した供給、ブリーダーの囲い込みを目的として、オークション参加を禁止する内容を取引規約に記載していることもあります

オークションへ参加をするブリーダーの多くは、流行犬種をより高額に取引することを望んでいます。その為、同日のオークションに同じ犬種ばかりが殺到してしまい結果的には価格が暴落してしまうという事も少なくありません。しかし当日の出品状況は事前に公表されず、実際の取引が開始されるまでなかなか見極めが難しいものです。子犬子猫の安定した取引を進めるためには、取引方法を一つに限定するのではなくいくつかの選択肢を設けておくことが理想的です。誕生した子犬、子猫に合わせて都度取引先を選定し、よりよい取引になる様取り組みましょう。

取引先を増やす方法としてインターネットも積極的に活用をするとよりスムーズに取り組むことができます。