ブリーダーの負担軽減に効果的な外部犬舎猫舎への交配依頼

ブリーダーにとって何よりの課題は飼育する犬猫の健全な生活を維持することです。そのための食費、医療費、設備維持費は相当な費用が必要で、中にはこの費用の問題が理由で飼育崩壊を招くケースもあります。

犬舎猫舎の運営のための負担軽減策として外部犬舎猫舎との提携を考えておく必要があります。

交配依頼におけるメリット

外部犬舎猫舎に交配のみを依頼するという方法は意外にも知られていない手法です。でも長年ペット業界で繁殖に携わる方々は多いに活用されている手法です。

この方法は自身の飼育するメス犬を外部犬舎のオス犬と交配をさせるという方法です。その際にオス犬の飼育犬舎へは一定の謝礼を支払います。

誕生した子犬による収益はメス犬側が全て享受することが一般的ですが、ごくまれにオス犬の犬舎とも折半となるケースもあります。

このような手法をとるメリットは下記です。

・オス犬の飼育が不要なため飼育費用や負担の軽減につながる

・近親交配を避けることが出来る

・より血統のよい子犬を輩出することが出来る

中でも最大のメリットはオス犬の飼育をせずに済むという事です。犬の繁殖は生後3,4歳をピークに徐々に生殖能力が低下します。生涯繁殖を行う事はできません。そのため繁殖可能な年齢を過ぎた犬は犬舎での飼育において出費がかさむばかりで収益を生みません。

犬舎の経済的な負担をより軽くするためには出来る限り飼育頭数を抑え、メス犬のみに限定することが望ましいと言えます。

中にはオス犬を一匹も飼育しない犬舎も多々あります。

また血統の管理においても近親交配は奇形児を誕生させるリスクが非常に高く、取引においても低評価とされます。安全で良質な繁殖を行うためにも外部の犬舎との提携は非常に素晴らしい手法と言えます。

交配依頼におけるデメリット

外部犬舎に交配を依頼する手法は経済的な負担という面でデメリットが生じることもあります。例えばドッグショーで優勝経験がある良血統のオス犬と交配をさせる場合、10万円ほどの交配料が生じることがあります。

でも子犬は1匹しか誕生しなかった場合、子犬の売買収益では交配料の元を取ることが出来ません。

場合によっては交配をしたものの妊娠につながらなかったというケースもあります。つまり交配をし謝礼を払ったからといってかならずしも自身の犬舎に利益が約束されたわけではないのです。

多くのメス犬を飼っている場合、繁殖期の度に外部犬舎に依頼をしていては、交配費用の支払いだけでも相当な額になります。

また猫は非常に縄張り意識が強く、お互いの相性が合わないことも多く外部猫舎への交配はほぼ期待できません。無暗に外部猫舎へ依頼をしたり、交配のために自信の猫舎にオス猫を招き入れることは喧嘩の原因ともなりお互いに負傷する危険が高いので避けるべき方法です。

交配は信頼のおける犬舎への依頼が鉄則

犬の交配は非常にデリケートな課題です。決して安易に考えずに経験と実績のある犬舎へ依頼をしましょう。

また血統証発行の際に添付が必要となるので交配の証明写真も撮影をしておくと安心です。可能であれば自身も後学のために立ち会い、経験を積むこともブリーダーとして大変意味のあることです。