不景気でもブリーダー業を続ける メリットと デメリット

今や国内のペット飼育頭数は減少傾向に差し掛かり、ペットショップによる子犬、子猫の買い取り価格もピーク時の半値近くにまで下落しています。まさにペット業界も不景気にあおりを受けているのです。そのため多くのブリーダーは廃業し、犬猫を手放すという決断を下しています。

しかしこのような中でもブリーダー業をあえて継続するという判断を下す方もいます。ブリーダー業を続けることのメリットとデメリットを考えてみましょう。

メリットは過剰な競争がおさまり品質重視の繁殖が出来る

ブリーダー業はペットブームのさなかに個人開業者も増え一時期飽和状態に陥りました。十分な知識や経験がない事はもちろん敷地や経済的な余裕もないままに開業することで様々な社会問題も起きています。

近年分相次ぐブリーダー廃業にはこのようなにわかブリーダーが数多く含まれています。そのためブリーダー業全体では軒数が減少しつつあるものの、自然淘汰的に良質なブリーダーが残る傾向にあります。良質で熱心に取り組んでいるブリーダーはぺとショップはもちろんのことインターネット仲介サイトを利用し直接販売をする方法でも十分な利益を上げることが出来ています。今後ブリーダー業全体でさらなる淘汰が進む中で、残りうるブリーダーには社会的にもプロとして一定の評価が下されるでしょう。

メリットは副業として継続することが出来る

ブリーダー業は単独では収益を上げることが難しいものの、副業として携わるには十分な魅力があります。自身の愛する犬種、猫種の血統を維持管理して子孫を残す取り組みはとても魅力的なものだからです。もちろん飼育にはそれなりの費用がかかるので、必要以上に頭数を増やすことなく、自身の許容範囲の中で繁殖に取り組むという姿勢が大切です。副業として取り組む場合は過度にい収益を追求することもなく、丁寧に仕事に向き合う事が出来ます。その姿勢は購入者にも伝わり、結果的には全てが円滑に進む仕組みをつくりだせるでしょう。

デメリットは買取による収益が見込めない

ブリーダー業は収入と支出のバランスがとても難しい商売です。収入は子犬や子猫の販売が成立した時点で生じます。しかし必ずしも計画通りのタイミングで購入者が見つかるとは限りません。中には売れ残ってしまうこともあれば、予定したいた金額よりも安価に取引がされることもあります。

しかし支出は日々の食費や消耗品代、医療費と売り上げに関係なく続きます。たとえ収入がない期間でもこれらの支払いを止めることも出来ません。このアンバランスな状態をブリーダーは常に意識し、自身の生活と共に計画的に資金繰りをしなければならないのですから大変なデメリットとなりえます。

このデメリットがメリットを上回るようであれば、早期に廃業をすることも考えるべきでしょう。廃業をする場合に何より気がかりになることは犬猫の飼育に関してです。繁殖を辞めることでブリーダーとしての仕事からは離れることも出来ますが、手元にはそれまで繁殖に用いていた犬猫が残っています。何等かの形で収入を得て終生飼育をしなければならないのですから決して廃業も簡単なことではありません。ただ比較的若い犬猫であれば里親という選択肢があることも考えてゆきましょう。

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