
真っ白でふわふわとした被毛とスッキリとした顔立ちで人気のスピッツは実は日本原産の犬種です。
古くは番犬として多くの家庭で飼育されていましたが、あまりに甲高い鳴き声から敬遠される事もあり他犬種の人気のあおりを受け飼育頭数は激減しました。
その後品種改良や鳴き声の改良が続けられ、近年再度人気が盛り上がりを見せ購入希望者が増えています。
一時の人気低迷を受け繁殖を手掛けるブリーダーの数が少なくペットショップに並ぶ機会は少ないので購入はブリーダーからの直接購入がおすすめです。
千葉県のスピッツ専門犬舎スピッツ ファイブ カーサ
長年に渡りスピッツを家族同然に大切に繁殖されています。HPやブログを通じて子犬の様子や親犬との生活など様々な情報を発信されています。
子犬の出産情報は都度更新され、購入希望の際はお問合せ、面会という手順を踏みます。
スピッツ本来の姿を継承した美しい犬達に会える犬舎です。
関東ではなかなかスピッツの繁殖を手掛ける方が少ないので子犬をお探しの際はご相談をお勧めします。
長野県上伊那郡の桐生かおりブリーダー
インターネットの仲介サイトを利用されている日本スピッツのブリーダーさんです。
ドッグショーでのご経験、実績もあり良質な子犬を多数輩出されています。
子犬の引き渡しは北海道から九州までと幅広くご対応いただけるので遠方の方でも安心してご相談ができるでしょう。
ただしその際の交通費、人件費は購入者負担となるのであらかじめ承知しておく必要があります。
購入者の方々からも大変評判がよく、初めて犬を飼う方、スピッツを初めて飼う方でも安心して飼育相談なども出来ると好評です。
犬舎見学、子犬の面会はあらかじめご連絡の上で訪問をしましょう。
自身で日本スピッツのブリーダーとして開業する場合の手順
犬との生活の中でその魅力にほれ込み、自身でも繁殖を手掛けてみたい、ブリーダー業を開業したいと考えることもあるでしょう。
中でも日本スピッツの様に日本原産でありながら様々な理由から飼育頭数が減っている犬種やその魅力が再度注目されている犬種はぜひ絶やさずに残してゆきたいと思うものです。
日本スピッツは長年の品種改良を経て、気性は穏やかになり、甲高い鳴き声も解消されています。
繁殖用にとペアで飼育をしてもさほど相性を気にすることもなく飼いやすい犬種です。
ただ日本スピッツの繁殖、ブリーダー業の開業におけるハードルは繁殖や飼育よりもその販売先、買い手を確保することです。
日本スピッツは中型犬に近いサイズになることから、マンションなど集合住宅では敬遠されがちで、外見がよくにたポメラニアンの白色に人気が押されがちです。
ペットショップでの取り扱い数は少なく、買い取り査定は厳しくなりがちです。
ブリーダーとして開業した場合でも収益と呼べるほど高額な金額が期待できず、あくまでも趣味、愛好家としての取り組みが現実的です。
収益を期待するには、相当数の犬の飼育が必要となりますが、今後日本スピッツの人気が急騰することは考えにくく、高齢になった犬の飼育費用を考えると現実的な方法ではありません。
開業にあたってはこのような点をしっかりと踏まえたうえで事業規模、資金計画を立てることが大切です。