保健所から犬をもらうには?

近年のペットブームによって犬や猫を飼う人が増加していますが、その反動としてペットを捨てる人も増加しています。捨てられたペットの中には保健所に収容されますが、一定期間飼い主希望者が現れなければ殺処分されてしまいます。そういった犬を減らしたいという思いで保健所から犬を引き取りたいと思っている方もいて、その気持ち自体はとても素晴らしいものですが、それだけでは犬を引き取るには十分ではありません。

犬を飼う準備

犬を最期まで飼う覚悟をきめる

犬を飼うというのはその命に責任を負うということです。保健所の犬には元々飼い犬だったけど飼い主の無責任な理由や経済的なことなどやむを得ない理由など様々な理由から捨てられた子が多いです。そんな子たちを可哀想という気持ちだけで飼い始めても、犬を飼う費用の準備をしていなかったり、犬を飼う環境を整えていなかったりすると、過去の飼い主と同じような末路に陥る可能性があります。保健所で譲渡してもらう前にきちんと飼える覚悟を決め、もし覚悟ができなかったら潔くあきらめましょう。なお犬を飼うということは毎日散歩に連れていかないといけないということなので、外に出るのが面倒という人や体力に不安がある人は犬よりも猫を飼う方が良いでしょう。

シミュレーションを行う

犬のお世話は仕事や勉強で疲れていたり、外出したいと思っていたりしていても必ずしないといけません。飼う前にはあらゆる場面を犬を飼っているという条件でシミュレーションを行い、少しでも不安を感じれば飼うのを延期し、それでも飼う自信があると思ったら飼いましょう。

犬を迎える環境を整える

小型犬を飼うなら室内飼いになるのがほとんどなので、部屋を犬が飼える環境に作り替える必要があります。賃貸物件だと足音や床の強度などの関係で犬の体重制限や頭数制限がある可能性があるので、事前にチェックしておきましょう。絶対にしてはいけないのはペット不可の部屋なのに飼うことです。絶対にばれないと思っていても犬の鳴き声や足音で絶対にばれ、最悪保健所に送り返す羽目になります。ペット不可の場合はペット可の物件に引っ越しましょう。

保健所から犬を引き取る

引き取りまでの手順

まずはネットなどで保健所の里親案内を見ます。保健所はいつも犬がいるというわけではないので、訪問する前には里親募集の犬がいるかどうか確認する必要があります。それから保健所に連絡をして訪問日時などを決めます。訪問して犬と対面し、気に入れば譲渡希望の申し込みをし、希望している人が他にいなければ譲渡決定です。保健所の中には訪問前や譲渡前に講習会を受けないといけないところもあるので、事前に確認しておきましょう。

保健所の犬の特徴を知る

 

保健所に収容されている犬には成犬・ミックス犬・独特なくせのある犬が多いという特徴があります。これは元々野良犬、様々な理由で飼い主から捨てられた犬が多いためで、子犬や純血種、スタンダードな犬を欲しいという方には向いていません。しかしどんな出自であっても自分と相性の良い犬がいることもあるので、犬に特にこだわりがない人であれば是非保健所などに訪れて犬と対面してみると良いでしょう。ただし独特なくせのある犬には、過去に虐待・間違ったしつけを受けたせいで、そのままだと普通の生活を送るのが困難な子もいます。そういった犬には、愛情を持ってしっかりとしつけを行う必要があります。