好きを仕事にするためのペットブリーダー

ペットブリーダーの仕事は、日本では大きく3つに分類されます。主に家庭のペットとして飼育される犬猫を繁殖する方法、ドッグショーへの参加や特定の血統の存続を目指して繁殖をする方法、警察犬などの使役犬を繁殖する方法です。いずれの分野に進むのかまず自身の方向性を見極めることがペットブリーダーの第一歩です。

ペット用犬猫を繁殖する仕事に進む場合

主にペットショップを取引先として、小型犬を中心とするペット用犬猫を繁殖するブリーダーが日本では一般的です。この仕事は、ペットショップの繁忙期や流行に左右されることもありますが、子犬、子猫の販売サイクルが早く収益性を見込める分野でもあります。

この分野で仕事をする事のメリットは以下の通りです。

①新規参入が誰でも可能

②流行や買い取り時期によって大きな利益につながることが多い

③小規模、自宅開業、家族運営が可能

反面、デメリットもあり以下をあげる事が出来ます。

①安定した収入が見込みにくい

②経費、人件費がかさむ

③繁殖リタイア犬、売れ残り犬の先行きに苦労することがある

新規で開業をする場合は、繁殖犬猫の調達を始める前にすでに開業をしているブリーダー、ペット業界の経験が豊富な人から指導を受ける事が必要と言えます。

また繁殖には、その前後に交配、出産、離乳、血統証の発行と手間暇と経費がかさみます。計画的な繁殖を考え、離乳後の販売方法もしっかりと考えておく必要があります。

特別な血統の存続や特殊使役犬の繁殖をする仕事に進む場合

ドッグショー、キャットショーで華麗な受賞歴を持つ犬や猫の血統を受け継ぎ、繁殖をする場合には2つの方法があります。

①自身で子犬、子猫から育てあげ、ショーに出品をし、受賞を目指す方法

この方法は、犬舎猫舎独自の血統を輩出することが出来、その後誕生する子犬、子猫の付加価値もあがります。また受賞歴のある成犬、成猫は外部犬舎との交配ビジネスにも活用することも出来ます。

しかし受賞までには飼育、出品に相当な費用がかさむので長期的な計画を立て取組む必要があります。

②受賞歴のある犬猫と交配をさせ、血統を引き継ぐ方法

すでに受賞歴を持つ犬猫と有料で交配をさせ、子犬子猫を繁殖する方法です。この場合、交配料が嵩むこと、子犬子猫が成長しショーへ参加出来るまでに育てあげる事の手間暇、経費は嵩むものの、良血統を受け継いでいるので受賞の確率は高くなると言えます。

いずれの方法も長期的な計画、潤沢な資金が必要になります。新規開業でこのような取り組みを目指す場合、収入が生じるまでには数年かかる事もあるという事を事前に承知しておく必要があります。

また警察犬、盲導犬などの特殊使役を担当する犬を繁殖するという仕事もあります。この場合、交配、繁殖の時点で親犬の血統が重視されることが多く、ペット用の犬で安易な繁殖を行うべきではありません。繁殖を希望する場合は、すでに開業、運営をしている犬舎から子犬、繁殖犬の譲渡、交配を受け繁殖に取り組むことが望ましいでしょう。

併せて子犬誕生後の引き取りについてもどのような取り決めがあるのかを事前に確認しておく必要があります。

ブリーダーという職業は、参入が非常にスムーズですが、長期間継続することが難しいとも言われています。開業に向けてしっかりと計画を立てる事が大切です。

コメントを残す

CAPTCHA