子犬子猫の対面販売は法律で定められた販売者の義務

様々な物がインターネットを通じて購入できるようになったものの、犬猫など生体の販売に関しては必ず対面での販売が法律で義務付けられています。

ブリーダー業においてはインターネットはあくまでも繁殖者と購入希望者をつなぐ役割にすぎず、メールやネット上のやり取りだけで販売を完了させることはできません。

対面販売とはどのようなことや注意すべき点をご説明させていただきます。

販売時の義務付けられている対面販売の内容

犬猫をはじめとする動物の販売は法律で対面販売が必須と定められています。

この法律の制定には過去にインターネット上だけで販売をし数々のトラブルが生じたことが関係しています。

過去のトラブル事例の一例は下記です。

・インターネット上で代金を支払ったものの子犬が配達されない、届かない

・インターネット上の画像と実際に手元に届いた子犬とが別もの

・インターネット上でやり取りをしていた相手が突然連絡が途絶えた

・購入後の健康問題における責任の所在が曖昧

・飼育説明などがされず飼育方法がわからない

つまり日用品と同じようにインターネット上で注文、決済をすませ宅急便で子犬や子猫が配送されるという手法が広まったことでそれまで想定していなかったトラブルが多発したのです。

そのため現在では対面販売を必須とし販売者の担うべき責任も明確化されています。

その責任事項は下記です。

・飼育説明を行う

・販売時点での健康状態の説明を行う

・飼育に必要な指導を行う

販売者に製造責任が課され無責任な販売、譲渡を禁止することで動物の飼育放棄、殺処分を根本から解決することも目指しています。

ペットショップは当然のことながら対面販売、契約書の取り交わしを行っていますが、ブリーダーがインターネットの仲介サイトを通じて購入希望者とつながった場合もペットショップ同様に引き渡し前に必ず対面をし実際の犬猫の現物を確認すること、飼育指導が義務付けられています。

対面販売における注意点

対面販売を行う場合多くの犬舎猫舎では購入希望者の見学を受け入れています。

犬舎猫舎を見学してもらう事で日ごろの飼育管理の方法、衛生管理の状態を購入希望者に見てもらい納得してもらう事で購入後のトラブル回避につながります。

この時注意すべき点は以下です。

・伝染病予防のために来訪者の手指、洋服の消毒を徹底する

・産前産後、授乳中の母犬猫、子犬子猫に無暗にふれさせない。刺激しない

・過剰な値段交渉に応じない

・未成年者だけの来訪には応じない(契約、売買をしない)

・購入意思が不明瞭な場合に無条件での取り置きに応じない

犬猫にとって自身のテリトリーに他人が侵入することはストレスになり、中には繁殖に影響を及ぼすこともあります。

犬舎猫舎で暮らす犬猫のことを最優先に考え対面販売の場所や機会を設けることが大切です。

インターネットと対面販売の役割分担

今後のブリーダー業においてはインターネットの活用はますます重要度を増していきます。

でもあくまでもインターネットは購入者への情報発信、接点を持つためのツールであってインターネットだけでは売買が完了できないことを承知しておかなければなりません。

遠方からの問い合わせに対応する際は交通費も含め価格交渉をしなければなりません。