犬のワクチンについて知る

犬を飼うと必ず行わないといけないのがワクチン接種です。そんな犬のワクチンについて詳しく説明していきます。

ワクチンの目的

ワクチンは感染症などにかかる前で打っておくことで症状を軽くしたりかかりにくくしたりすることを目的としています。そのため、特に免疫力が弱い子犬や老犬にはワクチン接種が必要です。

ワクチン接種時期

子犬の頃

子犬は生後8週間、12週間、16週間の間隔でワクチンを接種します。母犬から母乳をもらっている間は、母乳に含まれている受動免疫という体内に侵入した異物を排除する抗体によって免疫が保たれています。しかし生後8~12週間以降になるとこれが機能しなくなり、免疫が落ちてしまうのでワクチンで免疫をつける必要があります。4回目のワクチン接種は3回目の1年後に受けます。しかし犬によってワクチン接種の間隔が異なるので、獣医師と相談してから受けるようにしましょう。

成犬になったら

「飼い主登録」が済んでいれば毎年4~6月になると集団接種の通知が来るので、その頃にワクチン接種をします。「飼い主登録」は生後91日以降の犬を飼っている人は必ず行う手続きであり、動物病院で狂犬病予防注射を受け、「注射済み証明書」を30日以内に役所または保険所に持って行く必要があります。「飼い主登録」が完了すると鑑札や注射済み票、標識などがもらえます。「飼い主登録」をしていなくてもワクチン接種自体は可能ですが、接種済み証明書を役所や保健所に提出する必要があるので、なるべく「飼い主登録」をしておくようにしましょう。

ワクチンの種類

犬用ワクチンには
・狂犬病
・ジステンパー
・イヌ伝染性肝炎
・レストスピラ症
・コロナウイルス感染症
・ケンネルコフ
・パルボウイルス感染症
など様々な種類があります。狂犬病以外は基本的に任意で行いますが、これらの感染症は致死率が高く、また犬は散歩などで外を出歩く機会が他の動物よりも多いので、それに伴って感染症にかかる確率も高いです。なのである程度のワクチンを打っておくほうが良いでしょう。ワクチンは犬の種類や生活、環境によってそれぞれ異なるので、獣医師と相談の上で決めるのがおすすめです。ただしワクチンによっては毎年接種する必要のないものもあるので、毎年ワクチンを受けるかどうかは飼い犬の健康状態や年齢を考えて決めると良いでしょう。

狂犬病ワクチンは絶対に受けて

狂犬病とは動物に噛まれて狂犬病ウイルスに感染することで発症します。発症すると初期は風邪のような症状が起こり、進行していくと水や風を怖がり、異常に興奮したり精神が錯乱したりする神経症状が、そして末期になると脳神経や全身が麻痺状態になり死に至ります。人間から人間への感染はしません。この病気の恐ろしいところは致死率がほぼ100%であり、また哺乳類であればどんな動物でも感染することです。日本国内では現在感染したという報告はなされていませんが、グローバル化が進んでいる昨今、輸入されてきた荷物に紛れこんでいた動物や輸入されてきた動物から感染して広がるという可能性もゼロではありません。そのため狂犬病ワクチンは狂犬病予防法により、飼い主は飼い犬の予防ワクチン接種を毎年一回することが義務づけられています。感染してからでは遅いので、飼い主は責任を持って毎年絶対に狂犬病ワクチンを受けておきましょう。