購入後のブリーダーへの返品申し出への対応法2パターン

子犬子猫の売買においては生き物という特性上様々な理由で返品の申し出を受けることがあります。

もちろん日用品の返品とは意味が違うので返品と返金という簡単な処理だけで手続きが終わらないことも多々あります。

ペットショップなど業者からの返品の場合と一般の飼い主からの返品の場合とでは当然のことながら対応策も変わります。ぞれぞれの場合の対応法と注意事項をご説明させていただきます。

返品が生じる理由

これまでブリーダーの取引先と言えばペットショップに限られていました。そのため返品やクレームが生じることがあった場合でもお互いに十分な知識や経験を持ったうえでの交渉が行われ比較的納得のいく解決策を見出すことが出来たものです。しかしここ数年のネット仲介サイトの盛況によって経験豊富なブリーダーと飼育経験のない飼い主とが直接やり取りをする機会が増え、返品の申し出も多様化しています。

返品は犬舎にとっても犬猫にとっても大きな痛手となる問題です。あらかじめ対応策を検討し、規約や契約書の取り交わしが必要となってきています。

ペットショップからの返品が生じる理由は下記が一例です。

・仕入れ後に先天性疾患が判明した

・犬舎、猫舎ですでに伝染病、寄生虫に感染していた

・血統証の記載事項に虚偽、誤りがあった

などです。

つまり製造責任者であるブリーダー側に落ち度がある場合です。生き物ですから万全を期すことが難しい面もありますがお互いがあらかじめ取り交わした契約書に沿って対応することが望ましいと言えます。

一方の一般顧客からの返品が生じる理由は下記が一例です。

・購入後に家族に飼育を反対された

・飼育が想像以上に負担に感じた

・アレルギーを発症した

・しつけが出来ない

・病気が見つかった

一般顧客の考える許容範囲とブリーダーの考える範囲との違いが理由になることも多々あります。ただ一般顧客の場合、飼育の継続が困難となったことや感情論が前提にあり、なかなか事務的な解決策を見いだせないこともあります。

ペットショップなど同業者からの返品の場合

ペットショップや同業者から返品の申し出があった場合あらかじめ取り交わした契約書をもとに事務的に処理を進めます。

契約書には下記の内容を盛り込む作成します。

・返品対象となり病気、疾患

・返品受付可能とする期間

・返品の際の代金の返金方法

お互いが今後の取引継続を前提に処理を進め、円滑な手続きにすることが大切です。ただし一方的にブリーダー側が負担を背負いこまないよう契約書の内容は十分に確認しておくことが大事です。

一般顧客からの返品の場合

一般顧客と直接的な売買を行う場合も必ず事前に契約書を作成し、引き渡しの際に書面で取り交わします。

返品に関しては、購入者側の都合による返品は返金をしないというケースが主流です。つまり引き取る代わりに代金は返金をしないという事です。

また一般飼い主の場合、引き取り後の健康管理や予防注射など管理が行き届いていないこともあり、無条件での引き取りは大変危険です。一見健康そうに見えていても伝染病に感染している場合もあるので、引き取り後は一定期間の隔離生活をさせたうえで健康状態を確認し犬舎、猫舎へ合流をさせます。

返品の申し出をゼロにすることは難しいことです。契約書の取り交わしでスムーズな解決に努めることで対処することが理想的な方法と言えます。