飼育崩壊ブリーダーからの引き取りや保護する場合の手順

多頭飼育や不衛生な飼育環境、廃業、飼育者の体調不良など様々な理由でブリーダーから犬猫を引き取り新たな飼い主を探す活動が全国で繰り広げられています。

このような活動はたびたびニュースでも取り上げられその惨状を目にします。もしこのような場面に遭遇した場合どのように活動に取り組むべきかをご説明させていただきます。

個人行動の前に管轄の保健所に相談をする

もしブリーダーや多頭飼育も問題に直面をしたら、まずは管轄の保健所へ相談をします。

ブリーダーとして開業をしている場合は原則的に保険所へ届け出を済ませているので保健所を通じて今後の段取りを相談すべきです。

個人宅で飼育をしている場合や法的な義務である届け出を怠っているケースもありますがそのような場合でもまずは保健所に現状を報告し情報を共有しなければなりません。

犬猫は法的には物として定められていますから、どのような状況にあっても所有権が生じています。かわいそうという思いだけで勝手に持ち出すことや誰かに譲渡することはできません。

問題の解決には法律を遵守した手順があることをしっかりと認識しておく必要があります。

またSNSへ無断で投稿することも控えなければなりません。

問題提起や社会的な関心を集めるためにSNSは有効な方法ですが、勝手に個人の情報を公開することはたとえ善意であっても処罰の対象となることがあります。

見過ごせない問題を見つけた時はまず保健所へ相談をすることを第一に考えるべきです。

所有者から譲渡、引き渡しの同意を得る

多頭飼育や飼育崩壊の現場では必ずしも善意が通用するとは限りません。

中には劣悪な環境にあっても犬猫の引き渡しを拒むケースや有償譲渡を希望する方もいます。

そのような場合問題解決は長期化を招き、個人同士のやり取りでは解決できないこともあります。

あくまでも法的には所有権が生じているので所有者から同意を得る必要があります。

所有者が引き渡しに応じない場合、動物愛護法違反という厳しい対処もあり得ますが、スムーズでベストな解決法が何なのかをしっかりと見極めることが重要です。

解決にあたっては保健所や専門家に協力を仰ぎつつ進める必要があります。

他団体にも協力を仰ぎ無理のない活動を進める

解決に向けて具体的な方法を提示することも必須です。
引き取った犬猫の今後の滞在先はどうするのかという事や資金的な都合、里親の探し方などです。
今後同じ問題を繰り返さないという確証がないとなかなか問題解決が進まない事は当然です。
可愛そうという感情論だけでなく具体的な活動計画を提示できるよう準備を進めましょう。
自身だけでは受け入れ、引き取りに限界がある場合は近隣の団体やインターネットを通じて広く協力を仰ぐ事も効果的です。
中には受け入れ、引き取りは難しいものの物資の寄付や資金援助、広報や情報拡散という方法での協力を申し出てもらえる事もあります。

再発を防ぐためには引き取り後のケアも大切

飼育に関する問題は全国でまだまだ多数の事例があります。

再発を防ぎ、今後の改善を目指すためには情報の共有や繁殖現場、ペット業界の現状を見直す必要性があります。

犬猫を引き取り里親を探すという取り組みの一環として引き取り後のブリーダーのケアや情報の扱いに関しても考える必要がある課題です。