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ブリーダー開業に向けた施設の準備

自宅の一部を活用しブリーダー業を開業する場合、水周りを中心に設備を整える必要があります。開業をスムーズに進める為に必要は設備、施設面の工夫を事前にしっかりと把握し、開業後の追加工事、不便さを回避することが大切です。

リフォーム必須の水周り

ブリーダー業で最も大切なこと衛生管理です。衛生管理は単に清潔な生活を心掛けるというだけでなく、伝染病の蔓延、悪臭の予防、犬猫の管理とすべてにおいて活用頻度の高い設備です。その為、開業前の工事では一番熱心に検討する必要があります。

日々のブリーダー業において水周りでの作業が必要になる場面は下記の通りです。

①犬、猫のトリミング、シャンプー

(一般家庭で生活をしている場合、月に一度程度が目安ですが、犬舎、猫舎のように複数で同居生活をしている場合、2週間に一度もしくは一週間に一度を目処にシャンプーを済ませましょう。また季節に応じてカットをしたり、犬種や体質に合わせて必要なお手入れを行う必要があります。)

②サークルやキャリーバックの洗浄

(犬猫が日中使用するサークルやハウス、キャリーバックなどは常に衛生管理に注意を払う必要があります。天気のいい日にはしっかりと水洗いをし、天日で乾燥させ、消臭剤を吹きかけて再度使用するという手順が理想的です。

サークルなどを洗浄する場合は、広いスペースと水はけのよい場所が必要です。屋外までの導線もしっかりと考え、持ち運び中に室内が濡れたり、汚れたりする事の無いように考えます。)

③食器や給餌

(犬猫の飼育頭数が増えるにつれて、給餌に必要なスペース、食器の洗浄などの水周りでの作業が増えます。一度のどれだけの人数が作業に携わるかも考え、スムーズに作業が出来るように水洗の設計を考えます。)

④トイレ、排泄に関する洗浄作業

(排泄物の処理方法は開業前にしっかりと考えておく必要があります。専用の水洗便所を設置する、オシッコのあとは水を流せるようにするなどどのような処理方法を予定するかによって必要となる施設が異なります。悪臭発生、病気の蔓延という観点からこの施設は最も重要な位置と考えます。)

自宅を改装する場合、排水口のサイズ、下水管のサイズが一般的な家庭生活に必要となるサイズを想定しています。犬舎の運営という特殊な用途で使用する場合、容量がオーバーする可能性もあるので事前に確認を済ませておきましょう。

浴室での代用は困難

水周りの作業であるトリミングやサークルの洗浄に浴室を代用しようと考える事があります。この方法は開業にあたり初期費用を軽減することが出来、一見素晴らしい計画にも思えますが、実際には犬猫のお世話や施設の洗浄に使用することで特有の臭いが付く事や抜け毛、病原菌などの残留もありおすすめ出来る方法ではありません。また自宅内の配置を考えても、浴室で洗浄したハウスやサークルを屋外へ運ぶには室内を濡らしてしまう可能性もあります。また犬猫をシャンプーし、抜け毛が大量に生じると次第に排水管内に残留してしまい、排水管のつまりや悪臭を引き起すことになります。排水管や下水など本来住宅に備え付けられている設備を開業後に改装する場合、かえって設備投資がかさむこともあるので、開業前に必要は設備を検討し、整えておく方が効率的です。